イノウエさん 好奇心 blog

井上慶太郎の学術系スナップショット。月1予定。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ポピュリズム台頭までの哲学史

12月4日、日本時間22時。 オーストリアでは大統領選挙、イタリアでは憲法の改正の是非を問う国民選挙が間もなく始まる。 どちらも、自国のEU離脱を促す排外主義的な政権樹立の可能性が秘められているのだが、Brexitやトランプ氏の勝利など、昨今取りざたされ…

形而上から形而下へのパリ盆地

写真:Chim↑pom 『明日もまた見てくれるかな』の会場にて先日、図書館員の方からある本を貸してもらったのですが、今回はその受け売りです!『シャルリとは誰か?』(エマニュエル・トッド、2016)この本は、2015年1月7日のシャルリ・エブドの事件の後、フラ…

なんて面白いんだNHKで紹介された今縫えるさん

(2017,1,17updated)NHKの100分de名著で、名著57の回は『永遠平和のために』でした。著書はイマヌエル・カントさんです。名著57 永遠平和のために:100分 de 名著【指南役】萱野稔人(津田塾大学教授)聞き役に徹する伊集院光さんが、いつも敷居の低い目線…

祖母と教会

三鷹の病院で静養していた祖母が亡くなりました。小沼博子、享年92でした。 シャンソンや琴に親しんだ祖母だったので、病床では、生前歌っていた『愛の讃歌』などを、静かに流すなどしてエールを送りました。葬儀は教会式でした。 調布に引越しをしてきた10…

Laïcité

(2017.2.5updated)勤め先となる図書館で、あるきっかけからポスト構造主義の話になりました。 先駆者、ジル・ドゥルーズ氏の名前を出すと、 スタバのコーヒーのサイズの読み方くらい、覚えにくいと言われました。笑その流れもあり、別の日、また他の図書館員…

スナップワーク

学術系スナップショットブログ始めて、一年経過したところです。現在、卒業して2年が経つので、受け入れてもらえるかはわからないのですけど、卒論を書き直しています。 ******** 追記:論文"リゾームのカント"を、立教大学、現代心理学部、当時お世話になっ…

キェルケゴール型の人たちへ

図書館員として働きながら、いろんな図書が市内の分館や地下書庫をめぐって、行き来して、手に触れていきます。 仕事後『キェルケゴールを学ぶ人のために』を手にとって読んでみました。Søren Kierkegaard (1813~1855)デンマーク語は、読み方難しいので、日…

人それぞれと人らしさ

何か日常生活で意見がすれ違ったり、友達と喧嘩したりしたとき、はたまた議論が煮詰まった時「人それぞれだから」という言葉で、話を終わりにすることってないですか?今回は、「人それぞれ」の深い意味を教えてくれる哲学を紹介します。 人それぞれと言って…

むしりたがりし赤い花

自分が社会学系の本を好きになったきっかけは、ある本です。大学へ入学したての頃、社会学部の方に薦めてもらった見田宗介先生の『社会学入門』という新書です。その中で紹介されていたある俳句が目に留まりました。 手向くるや むしりたがりし 赤い花 まず…

ういういしさ哲学

自分は学士の学位なので、専門家とはいえないキャリアですけど、それでも、実践的と思える哲学に出会ったら、大学4年間の講義を参考に、文献紹介をしたいと思います。ところが今回、あえて過去の自分の手記から、とあるエピソードを紹介することにしました…

ショーペンハウワー2016

年始はソウルから 詩人は花をもたらす人に、哲学者その精をもたらす人になぞらえることができる。 2016年、今年も張り切ります。 ところで、なぜ好奇心ブログを書いているのか、簡単に書いてみます。理由は、言葉はお守りだからです。必要ではないけど持って…